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TOEICのリスニングの勉強をしていて思うこと

TOEIC

年初に立てた目標を達成するためにTOEICの勉強を始めたのだけれど、リスニングの勉強をしていて気付いたことがある。英語の音を認識できない時、主に二つのパターンがあるということだ。

 

一つ目は単語の音を知らない/前後の繋がりで音が変化するパターン。学生の頃もそうだったが、例えば自分はI'llがallに、towardsがto wordsに、alongがa longに聞こえる。しかし初めからそう聞こえると分かっていれば文脈から認識を修正できる。経験の積み重ねもあるのでこちらはそれほど問題でない。

 

二つ目が問題で、音は正しく聴けているのに脳の処理が追いつかないパターンだ。日本語でもそうだが、相手が早口でまくし立てると話の流れが追えないことがある。これが英語だとより頻繁に起こる。実際の会話であれば相手に訊き直せば良いのだが、TOEICのような試験だとそうはいかない。一つの文の意味を追いかけている間に次の文が過ぎ去り、三つ目の文が始まる頃には後の祭りというわけだ。

 

学生の頃はTOEICは英語の試験だと思っていたが、老いた今では脳の処理速度や集中力の試験であるように思う。TOEFLやIELTSと違って留学の役に立たないし、ビジネスの現場で英語が必要な場合は通訳を伴うことが普通なのに、何故これほどTOEICが流行したのだろうかと以前から訝しんでいたが、案外普遍的な能力を試されているのかも知れない。

 

TOEICの勉強をしているときに限らず、脳の瞬発力がどんどん低下しているなと思う。平均寿命を考えればまだまだ生きなければならないわけだが、何かをするために残された時間はとても少ない。しかしそのことを悔やむわけでもない。何かやりたいことがあったわけではない自分には、残り時間を惜しむこともできないからだ。それなのに脳の瞬発力の低下を気掛かりに思うのは、まるでまだ自分を信じているようで滑稽だと思わざるを得ない。